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昨晩のNYダウは反発し、前日比572ドル16セント高の3万1496ドル30セントで終えた。

2月の雇用統計では景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比37万9000人増と、市場予想(21万人増)以上に増えた。市場が横ばい(6.3%)を見込んでいた失業率は6.2%と小幅に低下した。米労働市況が改善しているとの見方が広がった。

米長期金利は雇用統計の発表直後に前日比0.06%高い1.62%と昨年2月以来の高水準を付けたが、その後は1.5%台半ばに低下した。午前に長期金利が上昇した際は株には売り圧力が強まった。長期金利の上昇がハイテク株など高PER銘柄の重荷となり、ダウ平均は下げ幅を157ドルに広げる場面もあった。

ナスダック総合株価指数も4日ぶりに反発し、前日比196.676ポイント高の1万2920.148で終えた。