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昨晩のドル円は、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=108円80〜90銭で終えた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、利上げ前倒し観測が後退し、主要通貨に対してドル売りが優勢になった。

米連邦準備理事会(FRB)はFOMC後に公表した政策金利見通しで、2023年末まで現行のゼロ金利政策を維持する予想を示した。米景気の回復観測が強まり、会合前は市場の一部で想定よりも利上げ時期が早まるとの見方が出ていた。パウエル議長は会見で経済は「完全な回復にはほど遠い」と述べ、金融緩和を維持する姿勢を改めて示した。

もっとも、FOMCを受けて米株式相場は上昇し、ドル円の下値は限定的。