格付け会社フィッチは18日、米連邦準備制度理事会(FRB)が今年下半期にテーパリング(量的緩和の縮小)を発表し、来年初めに開始するとの見通しを示した。

最貧国の一部が「テーパータントラム」(緩和縮小をめぐる市場の混乱)の影響を受ける可能性があるとしている。

新興国の外貨建て債券の償還額は今年780億ドル。新興国政府債全体の対国内総生産(GDP)比は2012年末の34%から20年には62%に拡大しており、フィッチは新興国が「世界や国内の金利上昇により敏感だ」と指摘。