ウクライナ経済発展・貿易・農業省が13日発表した統計によると、2020〜21年度(20年7月〜21年6月)の穀物輸出量は同日時点で3650万トンと、前年同期比23.7%減少。

内訳は、小麦が1450万トン、トウモロコシが1730万トン、大麦が410万トン。

取引業者はすでに20〜21年度の小麦の輸出割当枠(計1750万トン)の84%を使い切った。

ただ、同省は同年度の小麦輸出は1750万トンに達しない公算が大きいとみている。

ウクライナは世界有数の穀物輸出国で、19〜20年度の穀物輸出量は約5700万トンだった。

20〜21度の輸出量については、収穫量減少のため4570万トンにとどまる可能性が高いとした。