米内務省は1日、アラスカ州北東部の自然保護区内で石油や天然ガスの採掘向けに、土地を貸与することを一時停止すると発表。

トランプ前政権が許可していたが、気候変動対策を重視する民主党のバイデン大統領が1月の就任初日に大統領令で見直しを命じていた。

対象は内務省の組織が管理する北極国立野生生物保護区(ANWR)。前政権は土地を貸与する企業を決定していた。保護区にはホッキョクグマやトナカイが生息しており、民主党や環境保護団体が約40年にわたり採掘に反対してきた。