国際原子力機関(IAEA)は7日、ウィーンの本部で対面・オンライン混合の定例理事会を開く。
イラン核合意への米国の復帰を目指す主要国の交渉は大詰めを迎えており、理事会の議題もイラン問題が中心となる見通し。

IAEAは、イランが核合意での核開発制限を順守しているかを監視する役割を担う。グロッシ事務局長はすでに、イランの濃縮ウラン貯蔵量が核合意での上限の16倍に達したなどとする報告書をまとめており、理事会に提出する。

米国と、合意に残留する英仏独中ロとイランがウィーンで断続的に協議を続けており、次回会合は今週開かれる見通し。