アルゼンチンで8日、税関職員らによる7時間の時限ストが行われ、同国産穀物の輸出手続きが一時停滞。

税関職員や港湾関係者らは、新型コロナウイルスのワクチン接種を優先的に受けることができる「エッセンシャルワーカー(社会にとって不可欠な労働者)」に指定するよう要求。政府に圧力をかけるためストに踏み切った。

アルゼンチンではワクチン供給にトラブルが発生し、接種に遅れが出ている。

アルゼンチンは世界3位のトウモロコシ輸出国。家畜飼料となる大豆ミールや小麦も輸出している。

出荷に大きな支障はないとみられているが、長時間のストが実施されると、輸出がストップする恐れもある。大豆油労働者連盟(SOEA)は、9日にもストを打つ構え。