イラン核合意の当事国である英仏独中ロとイランは12日、合意再建を目指してウィーンで次官級の合同委員会を開いた。米国も委員会外で各国と協議した。

各国が妥結の目標とする18日のイラン大統領選まで1週間を切ったが、米国の対イラン制裁をめぐる溝が埋まらず、結論は持ち越された。

議長役を務めた欧州連合(EU)の報道官は会合後、「進展はあったが、厳しい交渉が行われている」と説明。また、中国の代表は「争点はいまだに制裁解除だ」と指摘。さまざまな制裁がイランには科せられており、これらすべてが議題になっていると述べた。