アルゼンチン議会で先週、軽油やガソリンに混合する大豆油由来のバイオディーゼルの比率を削減する新法が承認されたことを受け、アルゼンチン産大豆の輸出が増える可能性が出てきた。

アルゼンチンは世界最大の大豆油輸出国。同法案は月末までにフェルナンデス大統領が署名し、成立する運び。

大豆圧砕・輸出業界団体「CIARA―CEC」のグスタボ・イディゴラス会長は「国内で燃料に使用するバイオディーゼルが減ることにより、大豆油消費量は低減する。その分、輸出に回されることになる。アルゼンチン産大豆油の輸出市場の大きさを考えれば、国際価格にも影響を及ぼすだろう」と語った。

2020年のアルゼンチン産大豆油の輸出量は536万トン。最大の輸出先はインドで、53.4%を占めた。2位は中国(7.8%)、3位はバングラデシュ(7.6%)の順。

新法により、一般販売向けの軽油に含まれるバイオディーゼルの最低混合率は従来の10%から5%に、さらに3%まで引き下げることが可能となる。