yen

昨晩のドル円は、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=110円10〜20銭で終えた。

週間米新規失業保険申請件数が前週比5万1000件増の41万9000件と市場予想(35万件)を上回った。米雇用回復に時間がかかるとの見方が改めて意識され、米10年債利回りが低下、ドル売り・円買いを誘った。

euro

ユーロは対ドルで反落し、前日比0.0020ドル安い1ユーロ=1.1765〜75ドルで終えた。ECB理事会で金融政策の指針(フォワードガイダンス)を見直し、より長く超低金利政策を続ける姿勢を明示した。
変更は事前予想通りであったが、ラガルドECB総裁は理事会後の記者会見で「物価上昇率は来年は低下する」と述べ、インド型(デルタ型)感染拡大への懸念を示したことなどがユーロ売りを誘った。