米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、インドネシアの2021年の財政赤字が政府目標の対GDP(国内総生産)比5.7%を上回る同6.0%に拡大すると予想。
また、21年のインドネシアの実質GDP成長率予想を4.4%から3.4%に下方修正。

インドネシアについて、新型コロナウイルス感染者の急増に経済回復が阻まれ、今年の財政実績に影響が及ぶと予測。特に歳出は政府目標を上回る見通しのため、財政赤字が拡大すると指摘。

S&Pの公式サイトによると、同社はインドネシアについて、活動制限が長期化する可能性が高まっているため、現在の格付けを引き下げる可能性もあるとの見方を示した。