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金とビットコインは、

昨年は、コロナ対策で世界各国の債務が拡大し、既存の通貨に対する不安感から「通貨の顔」として相関の高い動きを見せていた。

今年に入って、短期的な効率の良さを背景に金ETFからビットコインを始めとする暗号資産への資産組み直しの動き(資金シフト)が見られたが、5月に米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がテスラ車購入での決済停止を表明したことや、各国の暗号資産規制の動きからビットコインは急落。金へ資金還流の動きが見られ、逆相関の動きが続いていた。

足もとでは、両者ともレンジ商いが続いていたが、昨日、ビットコインが久しぶりに急反騰した。米主要三指数が史上最高値更新しておりFRBが出口戦略を急がないとの思惑に加えて、米アマゾン・ドット・コムが決済手段としてビットコインを受け入れるとの観測が支援材料となった。

金相場の反応は限定的。ここ数週間の金ETF残高は頭を抑えられており、この流れが続くのか否か、注意したい。