マレーシアのゴム手袋製造大手ハルタルガ・ホールディングスは3日、2021年4〜6月期決算を発表。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による需要の増加が継続し、売上高は前年同期比4倍超の39億0283万4000リンギ(約1006億円)、純利益は同10倍超の22億6226万5000リンギとなった。

今後については、ニトリル(合成ゴム)手袋の平均販売価格は下落していくが、世界中で新型コロナの変異株の感染が拡大しており、需要は引き続き拡大すると予想。長期的には「ゴム手袋の消費量が少ない新興市場で衛生意識が高まることで成長がさらに促進される」として、生産能力の増強を進める方針を示した。