米連邦政府の債務に対する法定上限の適用停止が7月末で期限を迎え、8月から復活した。政府は借金を自由に増やすことができなくなり、当面は米財務省が公的年金基金への拠出を制限するなどの臨時措置で手元資金をやり繰りする。

米議会予算局(CBO)は21日、議会が対策を講じなければ10月にも資金が枯渇し、債務不履行(デフォルト)につながると警告。

イエレン財務長官は「8月の議会の休会の終了後、すぐに現金や臨時措置が尽きるシナリオもある」と危機感を示している。


連邦政府の借入限度額を法律で定めた債務上限の適用を巡っては、トランプ前大統領と議会が2019年7月に2年間の停止で合意した。債務残高は新型コロナウイルス対策や家計支援などで膨らんでいる。新たな国債を発行するには、停止期間の延長や上限引き上げといった対応が必要となる。上院は8月9日〜9月12日まで休会予定。