イスラエル軍によると、レバノンから6日、イスラエル北部に向けてロケット弾10発以上が発射され、一部が占領地ゴラン高原のレバノン境界付近に着弾した。イスラエル軍はレバノン南部の発射地点に報復攻撃を加えた。

イランの支援を受けるイスラム教シーア派武装組織ヒズボラが発射を認める声明を出した。

イスラエルとレバノンの境界地帯では4日、レバノン側からロケット弾が発射されたのを機に緊張が高まっている。イスラエル軍は直ちに反撃し、5日の声明で「ロケット弾の発射台やテロに使われた施設
を空爆した」と発表。ヒズボラは6日の発射について、この空爆に対する対抗措置だと説明している。

イランでは3日、反米保守強硬派のライシ師が大統領に就任。
7月下旬にはオマーン沖でイランの関与が疑われるイスラエル系企業運航のタンカーに対する襲撃事件も起き、イスラエルでは今後のイランの動きを警戒する声が高まっている。