ゴールドマン・サックスは10日付のリポートで、今後2カ月間の中国の原油需要予想を下方修正した。新型コロナウイルスの新たな感染拡大に対する懸念の高まりが背景。

ゴールドマンは先月、デルタ株の感染拡大を受け、新興国の需要予想を既に下方修正している。今回の予想では、中国では日量100万バレルの需要が損なわれると見込んでいる。

ただ、デルタ株が世界全体の石油需要に及ぼす影響はネットベースでは小幅にとどまると予想。
今後2カ月の世界需要は同9780万バレルとした。7月実績は9840万バレル。