タイでゴム手袋を生産するシートラン・グローブス・タイランド(STGT)は11日、2021年第2四半期(4〜6月)の業績について、純利益が72億8010万バーツ(約241億5810万円)と、前年同期の6.9倍に達したと発表。売上高は164.7%増の129億6770万バーツ。

上半期(1〜6月)の売上高は前年同期比227.4%増の284億0140万バーツ、純利益は1068.7%増の173億3170万バーツ。

ジャリンヤー社長は、南部トラン、同スラタニの両工場で従業員の新型コロナウイルスの集団感染が発生し、操業を一時停止していたものの、新型コロナ流行による国内外のゴム手袋の需要急増や、新工場「スラタニ2」の操業開始で大幅な増収増益を確保できたと述べた。

下半期について、「スラタニ3」が7月に操業を開始したほか、ソンクラー、トランの各1カ所も年内に順次稼働を始め、同社の年産能力は現在の330億枚から360億枚になるため業績が好調に推移する見込みだと述べた。

一方、同社は従業員全員に対し、新型コロナワクチンの2回接種を完了したとした。