国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は12日、テヘランでイランのエスラミ原子力庁長官らと会談し、IAEAによるイラン核施設の監視カメラの修理などを認めることで合意したと発表。

IAEAとイランが発表した共同声明では、IAEAの査察官には核施設の監視カメラの修理やメモリーカードの交換を認めるが、データはイラン国内で保存することを確認。

IAEAは今月まとめた報告書で、イランが核合意違反となる濃縮度60%のウラン製造を継続しているほか、監視カメラの一部が損傷しているなどと指摘。13日から始まるIAEA定例理事会では、イランと米欧の対立激化が懸念されていたが、今回の合意で、保守強硬派のライシ政権でも、最低限の査察体制は維持できる見通しとなった。