ドイツのエネルギー規制当局は13日に更新したウェブサイトで、ロシア産天然ガスをドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」について、同ガス送管の運営会社ノルドストリーム2から、稼働ライセンスに必要な全ての申請書類を受け取った後、稼働承認には4カ月を要すると明らかにした。

当局は、書類審査を終えた後、欧州連合(EU)欧州委員会に決定草案を送付すると説明した。

ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムは、ドイツに至るノルドストリーム2の建設が完了したと発表した。これにより、ウクライナを迂回した欧州向けのロシア産天然ガス輸出量は2倍になる。

昨晩のノルウェー選挙では政権交代の見通しだが、今月のドイツの選挙から来年のフランス選挙に向けて、欧州市場も政治色強まる。アフガン米軍撤退以降、急速に中東・アフリカ・欧州の国際秩序の再編が進み始めている感触。

中国・ロシア・イランの台頭。