中国精銅大手の江西銅業は13日、中国冶金科工集団(MCC)とともリース契約している、アフガニスタンのメス・アイナク銅山(世界で2番目に大きい未開発の銅鉱床)について、同国情勢を見守っており、可能になった時点で事業を進めると発表。

江西銅業とMCCは2008年、メス・アイナク銅山について30年間の採掘リース権を取得している。銅埋蔵量は推計1108万トンで、江西銅業は同事業で25%の権益を保有する。

アフガンには1兆ドルから3兆ドルにのぼる地下資源が埋蔵されたままになっていると言われる。

アフガンには「鉄、クロム鉄鉱、銅、鉛、亜鉛、ニッケル、リチウム、ベリリウム、金、銀、プラチナ、パラジウム、タルク、大理石、バライト、宝石および半宝石、塩、石炭、ウラン、石油、天然ガス」などが開発されないまま眠っていると、中国の「商務部国際貿易経済合作(協力)研究院・中国駐アフガン大使館商務処・商務部対外投資経済合作司」、『対外投資合作国別(地区)指南 阿富汗(2020年版)』で調査報告されている。