nyg

昨晩のNY金(12月限)は小幅続伸した。前週末比0.3ドル高の1トロイオンス1752.0ドルで終えた。

中国の不動産大手、中国恒大集団の資金繰り問題に対する懸念などを受けて押し目を買われた。ただ米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和の縮小(テーパリング)見通しを受けて、米金利上昇・ドル高に振れると、上げ一服となった。

十字線引け。

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米経済の改善が予想通り継続すればFRBは資産買い入れペースの縮小を間もなく開始する可能性があると述べた。

米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、失業者が再就職できるようにすることがFRBの最優先事項になるとの考えを示した。

ブレイナードFRB理事は講演で、米の雇用はFRBが資産買い入れ削減を開始する基準に「まだ少し足りない」と述べ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が秋にかけて雇用に及ぼすリスクを強調した。