国際原子力機関(IAEA)は26日、イランが首都テヘラン郊外にある遠心分離機の部品製造施設に対する査察を拒否していると指摘し、「IAEAと結んだ合意に反している」と非難した。

これに対し、イランのガリババディ在ウィーン国際機関代表部大使は27日にツイッターで、当該施設への査察は「合意した内容に含まれていない」と反論した。

イランとIAEAは今月12日、イランの核施設を監視するカメラの記録媒体交換を認めることなどで合意し、共同声明を発表。これを受け、欧米諸国は直後のIAEA理事会で、査察を制限するイランへの非難決議の提出を見送っていた。