米上院共和党は27日、12月までのつなぎ予算と2022年12月まで米連邦政府の債務上限の適用を凍結する措置を一体にした法案について、上院本会議での採決を阻止。9月末の会計年度末を間近にして法案が事実上否決され、米政府の閉鎖や債務不履行(デフォルト)への懸念が意識されてくる。

今回のつなぎ予算案は財源措置がないまま10月1日からの新会計年度を迎え、政府機関が一時閉鎖となるの防ぐため、12月3日までの暫定的な予算を講じることをめざした。その中に22年12月16日まで債務上限の適用を一時停止する条項を盛った。

上院は民主、共和両党が各50ずつで議席を二分し、議事妨害を避けて法案を可決するには60票の賛成が必要となる。共和党がつなぎ予算だけの法案であれば賛成する意向を示すのに対し、民主党は共和党も過去の債務拡大の責任を負うべきだとしたが、共和党が反対し、法案の採決に進むための手続きに60票の賛成が集まらなかった。

民主党は政府機関の一時閉鎖を避けるため、債務上限への対応を切り離し、つなぎ予算案だけ超党派で成立させるといった戦術の修正を迫られる見通し。連邦政府は8月以降、新たな借金ができず、財務省は手元資金が10月中に枯渇するとみている。