yen

昨晩のドル円は、前週末比1円40銭円安・ドル高の1ドル=113円55〜65銭で終えた。一時は113円78銭と2018年12月以来、約2年10カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。

9月の米雇用統計では雇用者数の伸びは市場予想を下回ったが、賃金上昇や失業率の低下が労働市場の引き締まりを示した。クラリダFRB副議長は12日の講演で「2022年半ばごろに終了させる資産購入の段階的な縮小は近く正当化されるだろう」と述べた。
11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング開始を決定し、米金融緩和が縮小に向かうとの観測が強まった。

euro

ユーロは対ドルで反落し、前週末比0.0045ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1525〜35ドルで取引を終えた。一時は1.1522ドルと昨年7月以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。欧州経済研究センター(ZEW)が発表した10月のドイツの景気予測指数が市場予想を下回ったことが嫌気された。