国際通貨基金(IMF)世界経済見通しで、2021年の世界経済の成長率を5.9%と、7月時点から0.1ポイント引き下げた。

2021年の日本の成長率を2.4%と、7月の前回予測から0.4ポイント引き下げた。一方、22年の成長率は3.2%と、0.2ポイント上方修正された。

同年の米国は6.0%と、1.0ポイント大幅に下方修正された。半導体などの供給不足問題や、デルタ株拡大による消費の落ち込みを反映した。
米経済に関し「見通しは強く、潜在成長を上回る持続的な回復を遂げる」と予測。連邦準備制度理事会(FRB)は21年内に資産購入を通じた量的緩和策の縮小に着手し、22年遅くの利上げに備える必要があるとした。

中国については、公共投資が予想より圧縮されたことを踏まえ、若干下方修正した。