中国共産党の反汚職当局である中央規律検査委員会は今月、同国の金融業界に対する約2カ月間にわたる査察を開始した。対象は中国人民銀行(中央銀行)、銀行・保険業界の規制当局、証券取引所、商業銀行、資産運用会社など20機関超で、金融業界に対する大規模査察は2015年以来。

中央規律検査委員会は12日発表した声明で調査について、金融機関や規制当局に置かれた党委員会の包括的な「政治的調査」だと説明。