米セントルイス地区連銀のブラード総裁は14日、現在の高インフレは米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の大半が想定するほど早期に緩和されない可能性があるとし、FRBに対し資産買い入れプログラムの迅速な縮小を改めて求めた。

オンライン会合で、インフレが懸念されるとし「今後6カ月で自然に緩和する可能性はあるが、それを期待できるほど揺るぎないものではない」と述べた。

また、2022年第1四半期までのテーパリング(量的緩和の縮小)終了を望むとし、そうなればインフレ率が不快なほど高進した場合にFRBが想定よりも早く利上げを行うことができるとした。