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昨晩のNYダウは反落し、前日比59ドル71セント安の3万4580ドル08セントで終えた。
ナスダック総合株価指数も反落し、前日比295.848ポイント安の1万5085.472と1カ月半ぶりの安値で終えた。
世界各地で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染者が相次いで確認され、リスク回避姿勢が強まり、年初からの上昇率が大きい高PER(株価収益率)のハイテク株中心に売りが優勢だった。

11月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比21万人増と市場予想(57万3000人増)を大幅に下回った。平均時給の伸びも鈍化した。一方、失業率は低下し、労働参加率が上昇するなど雇用情勢の改善を示す部分もみられた。強弱混じる内容で株価の反応も不安定な展開だった。

米国市場での上場を廃止すると3日に発表した中国の配車アプリ最大手滴滴出行(ディディ)が22%安と急落。中国の電子商取引(EC)最大手、アリババ集団など他の中国企業の米預託証券(ADR)にも連想売りが広がった。