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パウエルFRB議長は11日、米上院での再任承認に向けた公聴会で、雇用回復やインフレ高止まりへの懸念を踏まえて「金融政策の正常化を進める」と表明。「年内に利上げを始め、おそらく年後半に保有資産の縮小を始めるだろう」と語った。

他の複数のFRB高官は、早ければ3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決める意向を示している中、パウエル議長は利上げの開始時期については言及を避けた。

現在の緩和的な金融環境を「正常化するまでは長い道のりになる」とも語り、市場が懸念していたほど「タカ派」出なかったことで、議会証言への警戒から事前に上げていた長期金利は議会証言後に上昇が一服。金は押し目を買われて、引けにかけて下値を切り上げた。

nygmac

MACでは、買いのセットアップとなった。今晩、終値ベースでHMA(1817.3ドル)を上抜けば、買いのトリガーヒットとなる。価格帯別出来高の厚い1800ドル水準の下値支持感が高まる流れ。