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昨晩のNY白金(4月限)は続落。前日比15.2ドル安の1006.6ドルで終えた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル高傾向が続いていることが重しとなった。インフレ高進や米経済の堅調さを受けて、今年の米利上げ幅が市場参加者の想定を上回る見通しであることがドルを押し上げている。
一方、新型コロナウイルスの流行を経て世界経済が正常化していくなかで、半導体の供給が回復すると期待されていることは下支え要因。

パラジウムの上昇が続いていることも支援要因。自動車向けの触媒需要の回復が期待されているほか、ロシアがウクライナへと侵攻すれば、世界最大のパラジウムの供給国のロシアへの制裁が強化され、パラジウムの供給がひっ迫する可能性が材料視されている。