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NY原油(3月限)は反発した。前日比0.30ドル高の1バレル89.66ドルで終えた。

米エネルギー情報局(EIA)週報で原油や石油製品の在庫が取り崩されたことが相場を押し上げた。戦略石油備蓄(SPR)を除く米国の原油と製品在庫の合計は11億7084万9000バレルまで減少し、2015年3月以来の低水準を更新。昨年末からやや低下していた製油所稼働率が88.2%まで上向いたことが原油在庫の減少につながった。

石油製品需要の4週間移動平均は日量2190万6000バレルと、1990年の統計以来の最高水準を塗り替えた。需要期を控えたガソリン在庫の増加は一服している。小売価格の上昇基調は続いているものの、ガソリン需要が日量912万6000バレルまで急増した。

ただし、イラン核合意再建が妥結に向かっているとみられていることは上値を抑えた。8日からウィーンで協議が再開されており、イランの禁輸措置が解除されれば、供給増で需給が緩むとの見方から上値は限定的だった。