米連邦準備制度理事会(FRB)が3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅利上げに踏み切るとの見方が後退中。

FOMC副議長のニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁が、18日の講演で、インフレ圧力の高まりなどを踏まえ、3月の利上げが適切との考えを表明したが、「大きな一歩を踏み出す説得力のある議論はない」と指摘し、大幅利上げには否定的な考えを示した。

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の「FEDウオッチ」によると、18日夕段階で、3月会合で0.50%の大幅利上げをする確率は21.1%、通常通りの0.25%が78.9%となっている。2月に入り、0.50%利上げの確率が一時8割を超えたが、その後は低下。