バイデン米大統領は24日、ホワイトハウスでロシアによるウクライナ侵攻を受けて「強力な追加制裁と新たな輸出制限を承認する」と述べた。米国で取引を禁じる銀行への措置をめぐり、ロシア最大手のズベルバンクと2位のVTBバンクを含む大手金融機関を幅広く制裁対象に加える。

1万社を超える世界の銀行が使う決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの銀行を排除する案に関しては、欧州経済への打撃も大きいとの懸念が残り、22日に発表した制裁の第1弾に続き今回も見送った。

2014年、ロシアによるクリミア半島併合後、国際社会はロシアに対する制裁を強めた頃からロシアは基軸通貨ドルへの依存を薄める動きを速めている。

22年1月にロシアが保有する外貨準備・金は約6300億ドルと15年1月の1.7倍増。全体の約20%を金が占め、比率はほぼ2倍に拡大した。一方、17年に4割を超えていたドル比率は21年に約16%まで低下。貿易では主に中国との間でユーロ決済を増やし、13年に輸出総額の約8割だったドル決済を50%台に減らしている。