タンカー追跡会社3社のデータによると、1月の中国のイラン産原油購入量は推計で日量70万バレルを超え、過去最高となった。中国税関総署の記録では、これまでの最高は、米トランプ前政権がイランの原油輸出に再び制裁を科す前年の2017年の日量62万3000バレル。

主な購入者は「ティーポット」として知られる中国の独立系小規模製油業者。規制強化で国内精製マージンが圧迫される中、割安なイラン産原油に引き付けられている。イラン産原油は1月、国際的指標の北海ブレント価格に対し、バレル当たり5ドル安い水準で取引された。