米穀物商社大手アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)は26日、世界の主食穀物供給について、一部の生産国での収穫減少と、ロシアのウクライナ侵攻によって生じた物流障害の影響を受け、需給の不均衡を安定させるためには、北米と南米で非常に良好なシーズンが2年必要との見解を示した。

ADMは、少なくとも2024年までは需要が供給を上回る可能性が高く、その結果、穀物価格が上昇し、在庫が引き出されたり、南米の生産者に増産を促したりすることになると指摘した。