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昨晩のNY原油(6月限)は反発した。前日比2.62ドル高の1バレル112.21ドルで終えた。

中国・上海市は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖を6月に解除する方針を示している。原油の輸入大国である中国の需要が拡大するとの見方が強い。一方、欧州連合(EU)がロシアへの追加制裁として同国産原油の禁輸で合意するとの観測があり、需給逼迫を織り込む買いが入った。

米国のガソリン小売価格が過去最高水準で推移していることで需要は低調だが、30日のメモリアルデーからのドライブシーズンの本格化とともに消費が上向くと期待されている。

ガソリン価格を抑制するための燃料高騰防止法案が米下院を通過した。この法案が成立すると、ガソリンを不当に高い価格で販売することを違法と判断することが可能となり、値上げが不当であるとの根拠があれば罰則が科される。ただ、上院の通過は不透明。

米株安と共にバイデン米大統領と、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が来月にも会談する可能性があると伝わったことは重し。エネルギー高について協議が行われる可能性が高い。ただ、両者の関係は悪く、初会談の実施に不透明感はある。