西側報道に反する格好で、ロシアは、マリウポリのアゾフスターリ製鉄所を完全に制圧し、ドンバス地方のルガンスクで大規模な攻勢に出ており、オデッサまで制圧すると、ウクライナは完全に内陸国家となり、海路は使えず陸路が抑えられると、様々な物資が急速に不足する。

 ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、停戦に合意する可能性を排除し、領土の譲歩が絡むいかなる合意も受け入れないと言明したものの、NATO軍の参戦なければ、勝利の条件を成し遂げるのは困難。

 一方、ウクライナとの停戦交渉でロシア側の代表団を率いるウラジーミル・メジンスキー大統領補佐官は22日、ロシアには交渉を再開する用意があるとしている。ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ウクライナ紛争は「外交」を通じてしか解決できないと述べ、これまでのクリミアを半島まで取り戻すとしていた強硬姿勢から変化を見せており、仏国民議会選(6/12・19)の結果が出るあたりから、フランスやトルコが仲介して、停戦協議が一気に進む可能性も。

 6月には上海のロックダウンが解除される見通しで、90年振りの続落と言ったNY株式市場の弱気感も、一旦は巻き戻しに入るかもしれない。