「OPECプラス」は2日、原油を追加増産することで合意した。
声明で「9月の生産調整を前倒しし7、8月に配分し直す」とした。7〜9月の3カ月間にわたり毎月43万2千バレルずつの予定だった増産を、7、8月の約65万バレルずつに置き換えることになる。米国には増産を急ぐ姿勢をみせつつ、実質は変わらないとロシアに説明できる。

次回協議は6月30日に開く。

今回の追加増産は、ウクライナ侵攻による制裁で落ち込んだロシアの生産減を補うには十分とはいえない。国際エネルギー機関(IEA)によると、4月のロシアの生産量は計画に対し日量134万バレルの未達だった。欧州連合(EU)が5月末に合意したロシア産石油の禁輸など米欧日の制裁が続く限り、回復は見込みにくい。アフリカの産油国なども生産目標割れが続いている。