国際原子力機関(IAEA)理事会は8日、イランに対する非難決議を賛成多数で採択した。35カ国で構成する理事会で決議に反対したのは、ロシアと中国のみ。

一方、イランは地下核施設でのウラン濃縮をさらに拡大しており、IAEAの監視カメラ2台を停止すると発表。


IAEAは加盟国へのリポートで、イランがナタンズの地下核施設で複数の高性能遠心分離機「IR6型」からなる「カスケード」を設置し始めたと報告。同様のカスケードをさらに2つ設置する方針も通知してきたと伝えた。

2015年核合意では、イランがナタンズで使用できるのは「IR1型」に限られている。