英調査会社メタルズ・フォーカス年次報告書では、今年の世界の金市場について、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)により中国で宝飾向け販売や個人投資家の動きが鈍ることと、景気の減速が主な要因となり、需要が落ち込むとの見通しを示した。

鉱山が生産を拡大し、再利用も増えているため、供給は小幅増加すると予想した。

今年の平均価格は前年の1オンス=1799ドルより1.7%高い1830ドルと見込んだ。8日は1850ドル近辺で取引された。

世界経済は軟着陸するが、各地の中央銀行がインフレ抑制のために実施する利上げが下半期には金価格の重しになると予想した。

ただ、経済成長の鈍化とシステミックリスクを背景に投資家が金への分散投資に動くため、下げ幅は限定的との見方も示した。