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昨晩のNY原油(8月限)は反発した。前日比3.35ドル高の1バレル107.62ドルで終えた。

欧州、アジア株が全般に上げ、米株式市場ではダウ工業株30種平均の上げ幅が800ドルを超えた。株高を受け原油もつれ高した。来年、米国が景気後退(リセッション)に陥るとの見方が増えるなど、世界経済への不安から需要減少が警戒されるが、足元の需給ひっ迫感を背景に期近から上昇。ガソリン先物価格の上昇や欧米の株高にも支援され、上げ幅を拡大した。

米エネルギー情報局(EIA)週報は22日の発表が技術的な問題で延期になったが、27日に発表される予定。

米ベーカー・フューズによると、米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は前週比10基増の594基となった。


「OPECプラス」は30日に開く会合で抑えめの増産ペースを維持するとみられている。政情不安でリビアからの供給が細る可能性もある。