バチカン(ローマ教皇庁)の生命アカデミーは24日、米連邦最高裁が人工妊娠中絶を憲法上の権利と認める1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆す判断を下したことを巡り、生命について考えるよう世界に問題提起したと称賛した。

ローマカトリック教会は、生命は受胎とともに始まり自然死によって終わるため、妊娠中絶は殺人と教えている。ローマ教皇フランシスコは、中絶は「殺し屋を雇う」ようなものだと表現している。

一方アカデミーは、あらゆる段階の生命を保護しやすくなるよう、社会環境の変革に期待。「母親やカップル、まだ生まれていない子どもたちに対し、社会全体で盤石の支援を提供する必要がある」と訴えた。