6月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月より1.1%上昇。上昇率は市場予想の0.8%を上回った。5月の0.9%上昇から伸びが加速した。

ただ、変動が大きい食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は6月の上昇率が0.3%となり、5月の0.4%から鈍化。エネルギー製品の価格上昇を背景に卸売物価指数の上昇率が予想を上回った一方で、卸売物価の基調的なインフレはピークを過ぎたとみられる。

卸売物価指数の前年同月比は11.3%上昇し、伸び率は5月の10.9%を上回った。6月の市場予想は10.7%上昇だった。

コア指数は前年同月比6.4%上昇と、伸び率は5月の6.7%から鈍化した。