米エネルギー省の1日発表によると、国内の戦略石油備蓄は7月29日までの週に460万バレル減少して4億6990万バレルと、1985年5月以来の最低水準となった。

バイデン米大統領は今年3月、燃料価格高がインフレを加速させているとして、戦略石油備蓄を6カ月間、1日当たり平均100万バレル追加放出する方針を示したが、5月以降、放出量は平均日量88万バレルにとどまっている。

エネルギー省報道官は、7月4日の休日と輸送用の原油を冷却するための添加剤の使用が一部の出荷に影響を与えたため放出ペースが減速したと説明。