国連とトルコの仲介で合意したウクライナ産穀物輸出再開の最初の貨物船が2日夜、トルコ沖に到着した。

貨物船ラゾニ号は1日、黒海に面するウクライナ南部オデーサ(オデッサ)港から出航。レバノン向けにトウモロコシ2万6527トンを積んでいる。

国連のドゥジャリク報道官は、輸出再開合意の対象となるウクライナの3つの港には約27隻の船舶が貨物を積んだ状態で出航を待っていると述べた。

トルコ政府高官は、オデーサを含む3つの港からは「毎日1隻の船が出航する計画」と述べ、「何も問題がなければ、当面は1日1隻の船舶で輸出が行われる」とした。