イスラム教預言者ムハンマドを題材にした小説「悪魔の詩」で知られるインド出身の英作家サルマン・ラシュディ氏(75)が12日、米東部ニューヨーク州で講演の直前、男に襲撃された。目撃情報によると、刃物で首などを複数回刺され大量に出血した。詳しい容体は不明。

ラシュディ氏に対してはイランの最高指導者だった故ホメイニ師が1989年、「悪魔の詩」がイスラム教を冒瀆しているとして一方的に死刑宣告していた。


「悪魔の詩」を巡っては91年、翻訳した筑波大の五十嵐一助教授=当時(44)=がキャンパスで首などを切られて殺害されている。