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昨晩のNY金(12月限)は反発した。前日比4.6ドル高の1トロイオンス1675.7ドルで終えた。

時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利上げ見通しを受けて軟調に推移したのち、欧州時間に入ると、プーチン露大統領が軍の部分動員令に署名したことをきっかけに急伸した。プーチン大統領は、軍の部分動員令に署名したと明らかにした。また西側が「核の脅し」を続けるなら、ロシアは兵力の全てを用いて対応すると警告した。

日中取引では、ドル高を受けて戻りを売られて軟調となった。FOMCで大幅利上げが決定されると、一段安となり、1661.3ドルまで下落した。ただパウエルFRB議長が会見で「いつか利上げペースを落とすのが適切」と述べたことをきっかけに買い戻されて急伸し、1696.9ドルまで上昇した。

FOMCで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、3.00〜3.25%とした。政策金利は2022年末で4.4%、23年末は4.6%を見込んだ。前回6月の予想(それぞれ3.4%、3.8%)から大幅に引き上げた。