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昨晩のNY金(12月限)は、反落した。前日比25.5ドル安の1トロイオンス1655.6ドルで終えた。一時1648.3ドルと中心限月として20年4月以来の安値を付けた。

英政権が23日、大規模な減税策と追加の国債発行計画を発表。財政の悪化が懸念され、ポンド売り・ドル買いが進んだ。ユーロドルの下落をきっかけに下げが目立ち始め、欧州時間の前半で下げ幅を拡大。一時1,650ドル割れまで売り込まれた。

ドルの先高感が強いこと、テクニカル要因の悪化に加え、米国株の大幅続落から投資家心理の悪化で金市場でも投げ売りが加速した商状となり、中盤から終盤は軟調に推移した。