プーチン大統領は9月30日、4州の一部を占領する親ロシア派武装勢力との間で「編入条約」に署名。下院は3日、「編入条約」を批准し関連法案を採択。4日には上院も手続きを終える予定。同日中にもプーチン大統領が署名して、成立する可能性。

併合後は、東部のドネツクとルガンスク両州はそれぞれロシアの「人民共和国」と名付けられ、南部のヘルソン、ザポロジエ両州は「州」となる。「人民共和国」は「首長」が、州は「州知事」がトップを務め、併合から10日以内にプーチン氏により任命される。

関連法案によると、2023年1月から4州の占領地域でウクライナの通貨が利用できなくなる。2月末までに年金、社会、医療保険の各基金を設立する。5月末までに、連邦行政機関の地方組織を設ける。各州の親ロ派武装組織はロシア軍に統合される。