サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が、ウクライナ戦争が拡大するリスクを抑える目的でロシア高官と極秘の協議を行い、現在も継続していると報じられている。

サリバン氏はニューヨーク経済クラブのイベントで、ロシア側と自ら直接対話したかには言及せず、高官レベルでロシアと意思疎通のチャンネルがあると繰り返し述べてきたと指摘。「誤解を晴らしたり、核兵器使用のような大惨事のリスクを減らす必要があるときはそうしてきた」と語った。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は先に、政府はロシアとリスク軽減に関する高官レベルの協議を実施する権利を留保していると述べ、サリバン氏がロシア高官と非公開の協議を行ったとの米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を直接的に否定しなかった。